ユースケース実践ガイド

UMLの中でも謎の多いユースケースを現実の設計にどう適用してゆくのかという内容で、まるまる300ページ掛けて論じています。これがなかなか奥が深いです。Amazonのレビューで他の方も書いていますが、「ユースケースは棒人間と楕円で表現できるものではない」のです。

今まで私は、「設計と実装は分離するべき」という考えでコーディングに取り組んできたつもりではありますが、この本を読んで「要求分析と設計は分離するべき」ということをようやく「理解」できたと思います。ユースケースはRUP(ラショナル統一プロセス)でもXP(eXtreme Programming)でも中心に位置している概念であるにも関わらず案外軽視されている気がするので、この際きちんと学んでみようと思っています。