プレゼンテーションサーバLaszloに触れてみる
RIA構築ツールであるLaszloをWindows環境にインストールしてみました。いわゆるFlexと同等の役割を持っており、XML形式のマークアップ言語(LZXと呼ばれているようです)によってFlash形式のWebページを生成するという機能を持っています。
開発元であるLaszlo Systemsは以前まではこのツール自体の販売を行っていたようですが、現在はLaszloをオープンソース(CPL1.0)として提供し、企業のビジネスとしてLaszloを利用したプロフェッショナルサービスを展開しているようです。
Laszloのデモやドキュメントを見ると分かるのですが、Laszloのツールは最新のFlash Playerの機能を十分に生かせていません。Laszloは恐らくFlexよりも開発の歴史は長いのですが、自社でリリースするFlash Playerに併せてFlexを開発できるMacromediaと比べて圧倒的に不利な開発体制であると言えます(リソースも比にならないことでしょう)。Laszloがオープンソースとしてコミュニティベースで運用されることになったのもMacromediaに対抗するためには必然と言えるでしょう。
個人的にはLaszloに頑張ってもらって、MacromediaがFlexの値段を下げるくらいの対抗勢力になってほしいですね。
しかし、XUL然り、XAML然り、XMLでアプリケーションGUIを記述しようというのはもう業界の基本認識なのでしょう。アプリケーションコードの半分を占めていると言われるGUI作成コストを下げるためには当然の流れと言えますが。