「無敵会議」(SNS会議)に出席する

本日、百式の田口氏が主催する「無敵会議番外編SNS会議」に参加をいたしました。講師はソーシャルネットワークに関するニュースブログ「ソーシャルネットワーキング.jp」を運営している原田氏。無敵会議とは何か?についてはここを参照してください(ちなみに私は初参加です)。


今回の会議は3部構成になっており、第一部では原田氏による国内外SNSの紹介プレゼンがありました。mixiGreeOrkutくらいしか知らなかった私には、「こんなに沢山あるなんて!」と微妙にカルチャーショック。紹介されてたものをざっと挙げると

  • Tickle
    • クイズに特化したSNS。クイズを出題することが出来て、それに回答してゆくことで参加者同士の親密度がアップするらしいです。
  • thefacebook
    • 学生しか参加できないSNS。Pokeしたりされたりで、相手にささやかな通知が送れるのが面白いらしい。
  • Insider Pages
    • 地域密着型SNS。地域の口コミ情報とかを扱うらしい。
  • 24d
    • 人や属性と24項目しか繋がれない。関係性に制約を与える実験。
  • JPmusicians.net
    • バンド人間の交流を行うSNS。参加にはコードに関するテストをパスしなければならないとのこと。
  • Rojo
    • RSS+SNS。他人の読んでいるニュースが読めたり。
  • Funhi
    • セレブ志向。モテモテになることを目指すゲーム。
  • netfriendships
    • ジョークを扱うSNS。ジョークのランキングがあるらしい。
  • flickr
    • 写真を介したコミュニケーション。レスポンスは基本的に写真に対してのみ。
  • netflix
    • 映画論評中心のSNS

(誤った項目があったら教えてくださいな)

原田氏の観察によると「Conversation-ware」(会話できるツール)を目的としたSNSが活発であるということらしく、「誰と」「何の」会話をするかがSNSのポイントになっていると指摘をしていました。日本ではSNSは招待制というイメージがありますが、海外では参加がオープンになものも多いというのもなかなか面白い話です。招待制という定義を取り払うとBlogもある意味SNSですね。


第2部では韓国のCyworldというSNSについての紹介がありました。なんとSNSで売り上げが 1000億ウォンにまで達している「韓国で一番アクセスのあるサイト」という話。ドングリを通貨にして(もちろんドングリはクレジットカードで買える)、ドングリでアバターの部屋の内装やBGMを変えたり、ドングリをプレゼントしたり、アバターの部屋の家具をプレゼントしたり、そういったことで「自分の内面を表現し、相手への好意を示す」という文化を作り上げ、ビジネスモデルを確立させています。話を聞くとカフェスタにとても似ていると思ったのですが、どちらがオリジナルなのでしょうね??



第3部では会議形式で今後ヒットするSNSを提案するということを行いました。まず個人で15分くらいアイディアを考え、その後周囲の人6人程度でグループになり、それぞれの意見をまとめて提出するという形(この形式、議論として悪くないですね)。企画を考えるってのはプログラミングロジックを考えるのとは違った脳の部分が活性化されて楽しいです:)。徹夜明けの頭だったので色んな意味でボロボロでしたが:P


ちなみに私の考えたアイディアは、実空間指向SNSをタネとして「GPS携帯を持った人達がラーメンを食いたいと考えた場合、近くにいるラーメンを食べたがっている人にその情報を送信して、ラーメンを食いたいグループを作り、一緒にラーメンを食べにいくことで団体割引が発生する(ギャザリング)」というネタでした。図も字もボロボロだったので、グループの皆さんホントごめんなさい。


グループとして採用したアイディアは「死後に遺言を通知できるSNS」。いろんな人がその人のお墓参りをネット上で出来るという機能つき(お供え物もできる)。名付けて『死人に口あり』。割と遺言を残したいと考えている私には好きなアイディアだったんですけどね。残念ながら選考には残りませんでした^ー^;。他のグループが何を書いたのか、知りたいなあ。


この会議で大賞を取ったのは、世界に数人居ると言われる自分のそっくりさんを探しだすためのSNS。名付けて「ドッペルゲンガーネットワーク(DGN)」。これは実際あったらちょっと参加してみたいかも。似ている度を評価できるってだけで面白い。


というわけで、初の無敵会議への参加でしたが、色々な意味で刺激的な時間を過ごすことが出来ました。何より「新しいモノを作ろう!」と思っている人たちが集まるコミュニティがちゃんと成立していることが素敵だと思いました<無敵会議


またこういうの、参加してみたいな。