郵政法案の否決、衆議院の解散、そして総選挙


久しぶりの投稿です。


本日の参議院本会議にて、郵政民営化法案が否決(賛成108、反対125)されました。これを受けて、臨時閣議にて、小泉首相衆議院の解散を決定しました。総選挙は、8月30日公示、9月11日投票の見通しになる模様です。


これまでにないほど、争点が明確な総選挙となりそうです。


小泉首相郵政民営化というフィルタを通して、族議員郵政民営化の反対派の多数)の存在を浮き彫りにしただけでなく、自民党からその族議員をバッサリと切り捨てた上で

「小泉自民党郵政民営化支持=公務員削減」

というビジョンを打ち出してきました。
小泉首相の強引な政治手法には辟易している部分もありますが、利権屋や売国屋をあぶり出す才能には毎度のことながら感服します)


言うまでもなく、今回の争点は「郵政民営化に賛成か反対か」。そして、この判断は、我々国民に完全に委ねられたということになります。官の解体の第一歩が始まるか否か、といったところです。


(ちなみに、民主党自治労が支持基盤なので、公務員に対する抜本的な改革は出来ないわけで、同等の主張は出来ない、または空論と考えて良いでしょう。今回も、党議拘束で反対かけてましたし。そもそも、執行部が旧社会党経世会で占められている時点で、ある意味終わってますが)


良くも悪くも、日本の進む方向を決定づけるターニングポイントになりそうです。この選挙に参加せずして、日本の将来を語ることは出来ないでしょう。