研究室にタブレットPCが届いた


研究室に日本HPの「HP Compaq Tablet PC TC1100」が届きましたので早速チェック。


第一印象としてはとりあえず「重い」です。タッチディスプレイ+専用キーボードでオフィシャルによると1.8kgと書いてあるのですが、実感としてはもっと重いです(ケースもついていたからかもしれませんが)。基本的に左手で支えて右手にペンを持って使いたいデバイスだと思うので、片手で持つには辛いというのはかなりのディスアドバンテージだと思います。


タッチパネルの感度は良好で、ペン先に追従してマウスが移動をし、ペンでディスプレイに触れるとクリックとして扱われます。ダブルクリックも問題なく出来ました。


起動画面はWindowsXPなのでおなじみのシロモノですが、画面下5分の1くらいに文字入力のためのアプリケーションが最初から起動しています。文字の入力方式は「ソフトウェアキーボード」「手書き認識(英語)」「手書き認識」といった種類が用意されています。英語用の手書き認識は筆記体でスラスラと記入しても認識できるので気持ちいいです。日本語の認識は難しいのか、日本語用の認識アプリケーションは一文字づつマス目に文字を書いて入力するタイプになっています。漢字もきっちり認識してくれるのでけっこう楽しい。そこそこ入力は使えるといった印象です。もちろん通常のキーボード入力には敵わないですが。


しかし、このデバイスってどういう人をターゲットにしているのかいまいち分からないですね。立って使うには重いし、座って使うならノートPCのほうが使いやすいです。あとやっぱりペンデバイスで直接マウスやキーボード入力の代わりをさせるのは無理があるので、ペンデバイス用にインタラクション方式を改善してゆく必要があると思います。マウスと比べたアドバンテージとしては「絵や図形を描く」という部分では優れているので、そのへんのアプリケーションもあったら便利だなと思いました。


個人的には、メーラとブラウザとタッチディスプレイと文字認識ソフトがついて、重量が700g程度で無線LANがついたデバイスでもあれば買いたいなと思いました。タブレットPCはまだ進化の途中ですね。ということで暖かく見守ることにします。