eXtreme Discussion

仕事において、技術仕様やアイディアを仲間と相談するときに、双方がしゃべりながら箇条書きで紙にメモを取るということが多いのですが、どうも効率が悪いことが多いです。(双方が自分のノートPCを持ち寄ってメモをとる、という形態でも基本的には同じ)

  • お互いメモする内容が異なったりして、合意がきちんと取れる保証がない。
  • 相手の書く図と自分の書く図が違ったりする
  • 相手に有用な情報(URLとか)を教えるのが面倒 etc...

プログラムミングの開発手法にひとつのプログラムを2人で編集するeXtreme Programming(XP)というものがあるのですが、それと同じことを議論の際にも行うと効率が改善されると思います。


ひとつの机でノートPCなどでPowerPointやWordを開いて、それを2人でディスカッションしながら編集作業を行い、議論が一段落したらドキュメントの所有者がもう一方の人にそのドキュメントを渡すと。そうすれば議論が終わったときには双方が合意したドキュメントが出来ていることになります。ツールもWordやPowerPointだけではなく、UMLエディタや画像編集などどんなものにも応用可能です。WikiなどWebアプリケーションを使うと、「相手にドキュメントを送信する」という手間も省けますし。


このアイディアは、マイクロソフト社員による「プロジェクト管理」という講義を受けたときの、その講師の方の「自分はノートPCを持って顧客と会い、相談をしながらWordやExcelでドキュメントを作成して、ミーティングが終わるころには仕様や納期が文書化されているような形にしている」という言葉が元になっています。


こういう手法がもっと浸透すれば仕事も効率化されると思うんだけどな。まだまだ支援ツールも足りないので、効率についてもさらに改善できるとも思います。


(関連情報)

  • ObjectClub XP_jp
    • eXtreme Programmingに関する情報を集めたリンク集