iPodファンが作った自主制作CMが話題に

TKM Journalでも紹介されいましたが、Hotwiredの記事で「カリフォルニア州に住む高校教師のジョージ・マスターズさんがiPodのCMを個人制作し、Webで話題になっている」とありました。そのCMの映像に関してはこちら。なかなか良くできてるなと感心してしまいます:)


マスターズさんがこのCMを作成しようとした動機については



このCMはアップル社とiPodへのオマージュでもあり、自身の能力を証明する名刺代わりでもあるが、それ以上に、単に練習として作ったのだという。

 「自分が楽しむためにやっただけだ。動画が好きで、ビジュアル作品を作るのが好きだから」とマスターズさん


とのこと。実にシンプル。そして、本質的。

ちなみに、この個人によるCMについて、今回Appleは黙認という形でお咎めなしの模様です:)


こういった個人レベルの感情の発露としてのCMがどのくらいの力を持つのか、ということに私は注目しています。リッチコンテンツによるアフィリエイトと考えれば、可能性は無限に考えられるので。


ただし、壁があるとしたら著作権や商標などの権利問題ですね。例えばアーティストのプロモーションCMを作りたいと考えたときに、レコード会社はどこまで許すか。映画のダイジェストCMを制作したいときに、どこまで映画配給会社は許すのか。その線引きがなかなか難しいと思います。この件をきっかけにして、そういう権利関係の問題が消費者の立場からみて緩和されると良いですね。こういうCM作成に使ってよいコンテンツに関するガイドラインが出来てくような方向になれば、世の中もっと面白くなってくんじゃないかな。