2004年度、お世話になったツールを振り返る

2004年ももう終わり、ということで
今年よく利用したソフトウェア、ハードウェア、サービスについて総括してみたいと思います。

去年の末の日記を読み返してみると、2003年度は

を挙げていました。



では、今年お世話になったツールを思いつくまま挙げてみることにします。

  • iTunes (ソフトウェア。音楽再生プレイヤー)

2004年12月30日現在で2744曲。15GBの音楽ファイルをこれで管理してます。CDを取り込むときにCDDBからメタデータを取得できるのに感動しましたね。音楽ライフが10倍快適になりました。ビジュアライザとかシャッフルとか、新たな音楽の楽しみ方を提案しているのも素敵です。

  • iPod (ハードウェア。音楽再生プレイヤー)

家や研究室ではiTunesならば、移動中はiPod。操作も非常にシンプルだし、なにより操作感が気持ちいい。語学学習にも良いですよ。iPodを利用する一番メリットとして私が感じているのは、自分の音環境をどこでも作り出せるようになったこと。どっかのお店に入って気に入らない音楽のストレスに身を任せる必要がなくなりましたね。

8月に購入。買って人生観変わりました:)。筐体のデザイン、キーボードのタッチ、タッチパッドの感触、そしてOSとしての完成度、GUIの滑らかさ、どれもお気に入り。UNIX系のオープンソースJavaも利用でき、プログラム開発者にとっては現時点で最も快適な環境なのではないかと思います:)。Tigerが今から楽しみ。

無線ステーション。iTunesで再生している音楽を飛ばす(AirTunes)ことができます。これによって余計なステレオシステムが不要になりました。iPodAirMac ExpressiTunesは音楽環境の3種の神器かも。もちろん、無線ステーションとしても個人で使う分には十分なスペックです。802.11gだし。

  • Xcode(ソフトウェア。Mac用。開発ツール)

Mac上でC++, Objective-C, Objective-C++のプログラムを書くときに活用しています。Subversionも使えるし、高機能。Interface BuilderでGUIプログラムを作ったときの衝撃は忘れられません。

タッチバッドの右端に指を置いて上下にスライドさせるとスクロールバーが動かせたり、タッチパッドを使って右クリックをエミュレーションしたり、これ無しではMacライフが送れないです。

スライドや原稿を書くときのメモとして、文書を構造化して書けるツールです。写真や動画や音声を埋め込むことができます。WordやTextにも出力できて便利。ノートをめくるようなアニメーションにちょっと感動。

まさにこれを書いているBlogサービスです。日記を書くときの文法も分かりやすいし、サービスもどんどん進化しています。キーワードによって他のひとのBlogとつながることができるのがまた面白い。規約に関する問題もありましたが、その対応には好感が持てました。これからもどうぞよろしくおねがいします:)

しかし、もうBlogというものはメディアとして確立してきた感がありますね。1年前とは大違いです。

ソーシャルネットワークサービス(SNS)。つまりは、実名お友達ネットワークサービスです。今年はSNS元年ですね。まだちゃんと活用はしてないんですが、とりあえず研究室の人が日記をつけてるのでそれを読めるだけでも価値はあります:)。これからはもっとうまい使い方を考えてゆきたいな。

来年はきっとさまざまなSNSが登場するでしょう(現在すでにその芽は出ています)。SNSの進化はこれからも要注目ですね:)

今年、お仕事のほうで使わせてもらいました。MXMLというマークアップ言語からSWFを生成するサーバです。MacromediaFlashにどれほど賭けているのか、その心意気を感じることが出来ました。来年、日本語の資料が十分揃ってきたらおそらく普及するでしょう。XULXAMLCurlなど、RIAに関する競争が今後激化することは間違いないと思います。今年はRIA元年でもありますね。

来年、Flash+Flexによって広告の概念が変わるのではないかと密かに予想をしています。

  • Skype (サービス。P2P通話サービス)

ネット通話がこれほど簡単にできるとは!という驚きがありました。しかも、何時間話しても、ネット回線料金だけで電話代は不要。しかも通話をしながらPIMやらファイル交換やらWeb閲覧などができるわけで、通話という概念が変わるかも、と思いました。モバイルでSkypeができるようになるのもそう遠い話ではないでしょう。


今年は色々面白いツールやサービスが出てきましたね。何が面白いって、どれも未完成な技術だというのが何より面白いです。今後どのような進化を見せるか分からない「種」が沢山ころがっていて、今後どのように化けるのか、そしてその進化に自分はどのように関わってゆけるのか。来年が楽しみでもあります:)