米国の学習製品メーカーによる「ペントップコンピュータ」



ITmediaの記事によると、ハイテク玩具・学習製品メーカーのLeapFrog Enterprisesが「ペントップコンピュータ」と銘打って、書いた数字の読み上げや翻訳が可能なデジタルペン「FLY」を発表したとのことです。小売価格は、ペン本体が100ドル前後、アプリケーションは8〜30ドル。子供の学習教材向けだそう。譜面を書くと音が出るってのはちょっと触ってみたいですね。コードを書くと曲が出来るレベルを望みたいところではありますが:P

スウェーデンAnoto社が作ったアノトペンとは、ペン先に小型カメラがついており、そのペンで書かれた文字をペン自身が記録し、そのデータをPC側に転送する(最近はBluetoothを利用するのが一般的)ことが出来るという装置です。基本的に専用の紙(アノトペーパー)と組み合わせて利用されます。アノトペンのもう少し詳しい説明はこちらを参照のこと。


ペンインタラクションは人間にとって最も原始的なアクションのひとつであり、また現在もCHIUISTなどの学会でもよく議論されているまだまだ未開の分野でもあります。ペンタブレットタブレットPCが入力デバイスとしてメジャーですが、コンピュータを意識させず紙に対する記述を入力データとして活用できる「アノトペン」にはまだまだ多岐に渡った応用が考えられそうです。今後「だれでも使えるコンピュータ」というものを考えてゆく上で「ペン」というのはキーデバイスであると私は考えており、ペンインタラクションの研究やビジネスには今後とも注目してゆきたいと思います:)