3次元の動きを感知する携帯がSamsungから発表

振って操作できる携帯がSamsungより発表された、というニュースがありました。3軸の加速度センサがアタッチされた携帯電話が人のジェスチャを解釈できるというのが特長のようです。そういえば2年ほど前、ソニーエリクソンの研究でジャイロ内蔵のボタンの無い棒状の携帯電話が同様のアプローチを取っていたような気もします。こういうアイディアを実際に製品に組み込んで、どれくらい市場に受け入れられてゆくのか、楽しみなところではあります。しかし、


 SCH-S310では、空中に「3」という数字を描くと、その動きを認識し、3をダイヤルする。電話を2度振ると、通話を終了したり、スパムメッセージを削除したりする。「○」や「×」を空中に描くと音声メッセージに対する「はい」「いいえ」の応答として認識される。MP3再生中に携帯をすばやく右に動かすと次の曲に移り、左に動かすと、1曲前に戻るといった具合だ。

mp3を選曲するというところはまあいいとしても、その他の機能が非現実的すぎて随分いい加減なアプローチだなといった印象です。製品宣伝のためのパフォーマンスの面が大きいとしても、もうちょっと有用性に関して説得力が欲しいところ。

今回一番気になったのは、


この技術はSamsung Advanced Institute of Technologyとの共同研究によるもので、韓国と海外で22件の特許を取得している。

という一節。こういうアルゴリズムヒューリスティックにならざるを得ないと思うのですが、どのへんのレベルの内容で特許を取ったんでしょう。どのようなアルゴリズムを使っているのか知りたいところです。実際触ってみたいところでもありますが、日本で触れる機会はあるのでしょうか