本やCDをバーコードで管理するMac用ソフト「Delicious Library」

Hotwiredの記事より。本やCDをバーコードで管理するマック用のソフト「Delicious Library」が海外で人気だそうです。iSightを使って製品のバーコードを読み取り、その読み取った情報を基に製品の詳細情報をインターネットからダウンロードできるとのこと。日本でもAmazonが「Amazonスキャンサーチ」という「バーコードを写真で撮ってAmazonに送信して商品情報を引き出すiアプリ」が提供されていますが、こちらが「友達が持っている本やCDのバーコードを撮れば、簡単にオンラインから商品が買える」ことを目的にしているのに対し、Delicious Libraryは「すでに家にある本やCDに関する情報を一括してPC上で管理したいという個人的欲望から生まれたらしいです:)。スクリーンショットを見ると、ディスプレイ中におしゃれな本棚が広がっていて良い感じ。


 今年リリースする予定のバージョン2では、ユーザーが互いのライブラリーを参照できるようになる予定だそうです。またライブラリーの所在地もわかるので、ユーザーは自分の近所や住んでいる都市で、誰が何を持っているのかを調べられるという話です。


だが、デリシャス・ライブラリーは開発当初から、ソーシャル・ソフトウェア[社会的相互作用のための各種ソフトウェア]を目指していた。ソフトを使うことで、友人や隣人や同僚が互いのメディア・ライブラリーに何が入っているかを参照できるようになり、各自のコレクションが、個人的に貸し出しをする図書館に変身する -- そういう機能を目標にしていたのだ。

自宅の本棚をデジカメで撮って公開していたサイトをどこかで見たことがありますが、その人の趣味や嗜好がとても分かるものだと思いました。本棚を見れば持ち主がどんな人生を歩いているのかについての、かなりの情報を含んでるものだと思います。もし能力的に信頼できる人の本棚を見たら、そこにある本が欲しくなってしまうかもしれませんね。


あと、私の部屋には技術書が多いので、そのバーチャル本棚を作ってそこからPDFやHTMLでその内容を参照できたら便利だろうなあ。色々と応用が考えられそうです。


ちなみにこのソフトを作った人たちの仕事場は「大学のような雰囲気のカフェ」だとか。主要4人のメンバーが毎日ノートパソコンでカフェに集まって仕事をするという話だそうです。開けた雰囲気は仕事の邪魔になるどころか逆にひらめきがあるとのこと。店側もメンバーが食事をしてくれるので助かってるみたいです:)