タカラの家庭用ロボット「TERA」

 19日、20日東京国際フォーラムで開催した「コナミ・タカラ新製品合同発表会」にて、タカラが、一頭身のパートナーロボット「TERA」(テラ)を発表した模様です。2006年に発売する計画だそう。


記事を読むと「ライフエンターテインメント」と呼ばれる『単なるエンターテインメントに止まらない、実用的なロボット』を目指したとの話ですが、「しゃべる貯金箱」とか「ミニシアター」とか、アイディアが行き当たりばったりの印象。そもそもこれがロボットであるのか怪しいです。これがロボットならば、トースターに顔を書いたらロボットになってしまう気がします。カメラの映像を見ながらコントロールする「自走式のロボット掃除機」がちょっといいかなとも思いましたが、よく考えたら部屋の掃除をするのにラジコンっぽく操作するというのは現実的ではないですね。ホコリを感知して撮影画像にスーパーインポーズというのは悪くないとは思いますが。


と、批判的な意見を書いてしまいましたが、アイディアとして面白いなと思ったのは、親ロボットと子ロボットという感じで部屋にどんどん機能をアタッチできそうなところ。エンタテインメントの面は要らないので、空気清浄機、温度計、Webカメラ、貯金箱、ライト、スピーカ、ディスプレイなどなど、単機能のコンポーネントを格安で販売して組み合わせて部屋のサービスを拡張できれば遊べるツールになるかも、と思います。そういうガジェットを組み合わせて部屋のサービスを作ってゆく、実空間Konfabulator(DashBoardでも可)みたいなツールになると良い感じかもしれません。