ユーザの状況を音に変換する洋服「Sonic City」


街を歩いたり、自転車で移動したりするとき、人は一定のリズムを体内に持ちます。そんなリズムを音に変換したらどうだろう、といった研究の一環でデザインされたのがこの、人間の身体や環境の情報を音に変換するウェアラブルバイス「Sonic City」です。


服にはIR Sensor(赤外線センサ)、microphone(マイク)、light sensor(光センサ)、accelerometer(加速度センサ)、potentiometer(直線変位センサ)、金属探知機などが付いています。環境によってどのようにそれらのパラメータが変化するのか、日夜、情報収集を行っているようです。動画を見る限り、まだまだ音楽になってはいないかもしれませんが、「ユーザの状況」といったものがウェアラブルセンサによってどの程度判別できるのかといった面でなかなか面白い研究なのではないかと思います。


「日常に効果音を」というコンセプトだと大阪大学の塚本氏の研究が思い出されますね。そういえば、「ウェアラブル生活を豊かにするルールベース環境音楽システム」という論文を読んでいろんな意味で衝撃を受けた記憶があるなぁ。:P