チームにオブジェクト指向を理解させるには

同僚が、Javaの本をいくら読んでもなかなかJavaという言語が馴染まない、とこぼしておりました(その人はphpプログラマなのですが)。オブジェクト指向の考え方が理解できないと。

そこで説明を試みたのですが、どうも相手は釈然としない様子。オブジェクト指向を分かりやすく相手に伝えるって案外難しいことに気がつきました。

とすると、オブジェクト指向を前提としているデザインパターンモデリング言語(UML)といったものを相手に教えるのはもっと難しいということになります。このような方法論の話はチームで一人だけ知っていてもあまり有効ではなく、むしろチームで共有できないと悲惨なことになります。

相手に概念を理解させ、かつその方法論を使ってもらうには、その方法が便利だってことを相手に発見して貰わなければならないわけで。便利だってことを伝えるには、何かと比較した上で便利だってことを主張する必要があるわけで。

つまりはそういう視点で方法論を学習してゆかないと、いざというときに知識が使い物にならないなと思いました。

チームでの開発においてどのようにしてアーキテクチャ設計や方法論を導入してゆくか。重要な問題だと思います。