Windowから3D空間のメタファへ?

LonghornBlogs.com内のMore Longhorn 3D Desktop thoughtsというトピックがなかなか興味深いことになっています。Don Park氏が自身のBlogで「Windowというメタファーを捨てて、3D空間をそのままデスクトップに持ち込めないか」という話を書いたところ論争が起きている模様。


大部分の意見はこのアイディアに対する反論となっています。だいたいの意見をまとめると、3D表現は「情報の可視化」「表現力の向上」の点において有効であり大きな可能性を秘めているものの、現実の3D空間と同様のものをデスクトップで表現するとなるとユーザとプログラマの双方の作業コストが大幅に増大し、有効な結果にはならないといった感じです。まあ当然の意見だと思います。Don Normanも「The invisible computer」の中で『仮想空間をPC上に構築したところで、現実世界におけるインタラクティブデザインの複雑さや使いにくさをPC上で再現するだけだ』といった趣旨のことを言ってますし。


ただし、Windowシステムの限界が見えてきているのも事実です。Longhornがどのような回答を見せてくれるのか、楽しみにしたいと思います。