空気中に映像を投影する「Heliodisplay」

研究室の後輩のA君が、空気中に映像を投影する装置「Heliodisplay」を紹介してくれました。技術のページをみると「普通の空気」を使ってこの技術を実現している、とのことらしいです。


Air comes into the device, is modified then ejected and illuminated to produce the image. Nothing is added to the air so there isn't any harmful gas or liquid emitted from the device, and nothing needs to be refilled. Operating the device will not change a room`s environment, air quality or other conditions.


技術のページではどういう原理で動作しているのかの詳細に触れていないのが残念なところ。どのように実現しているのかいろいろ仮説を立てて検証してみたくなりますね。ちなみに、デスクトップの映像を空間に投影して、手でマウスポインタを操作するようなこともできるらしいです。

この製品の動作映像はこちらのページより観ることができます。音がうるさいのが問題かもしれません:P


これと比較対象になる技術として、FogScreenという空間投影型のディスプレイというのもあります。こちらはちゃんと技術内容も説明されていますね。水と超音波を使ったデバイスです。デモの映像がとても綺麗。(これを観たときも衝撃を受けました)

これらのディスプレイが普及するのかを左右するのは、これらの表現力を有効に活用するためのソフトウェアツールキットの充実に掛かっているのではないかと思います。こういうのが普及してきたら世の中もっと面白くなりそうなので今後の動向に注目してゆきたいと思っています:)