発想の地図を広げるツール「FreeMind」

思い返すに、マインドマップというアプローチを知ったのは高校時代。受験勉強の効率化を図るために思考過程を表現するよい文法がないものかと試行錯誤していた時期があり、当時色々な方法論を試していました。その中で、この放射状にアイディアを広げてゆくノート術である「マインドマップ」は私的にはけっこう馴染んで、一時期実際に使ってました。今改めて見てみると、無秩序でダイナミックな情報の連鎖が、Webの構造に似ていると思ったり。


weathermanのマッキーさんに「FreeMind」というツールの存在を教えていただき、マインドマップがツール化されてることにちょっと感動してしまいました。このFreeMindマインドマップのエッセンスを表現するエディタで、上の図のように中央のノードから放射状にアイディアをメモすることが出来ます。OmniOutlinerNoteTakerのようなアウトラインプロセッサが「論理的」で「簡潔」に情報をまとめることをサポートするツールであるのに対し、このFreeMindは「感覚的」で「冗長」で「自由」にメモが出来るブレインストーミング系のツールだと言えます。


ユニークなのはトピックの上に「雲」というもやもやした輪郭を付けることが出来て、そのトピックに子供や孫のトピックを付加するとその雲がどんどん大きくなってゆくところ。トピックを追加して雲を大きくしてくのが妙に楽しいです。こういうささやかな遊び心が良い感じです:)


まだまだ未完成な部分が多いものの、自分の中に広がる情報の網(Innernet?)を整理する、もしくは新たな発想を生み出すのに良いツールだと思います。複数人でこれが使えたらもっと楽しいかも:)