仮想空間を駆けるエアロバイク「CycleScore」

ドラえもんの道具のひとつに「ルームマラソン」というものがあります。普通のルームランナーを使い始めたものの3日で飽きて「はりあいがないんだもん。一カ所で足踏みなんて、あきるよ」とぼやくのび太に対して、ドラえもんは未来の健康器具である「ルームマラソン」を出してあげます。この道具は一見普通のルームランナーなのですが、その上で足踏みをすると、景色が実際に変化をして自分が移動しているように見えるという代物。壁や障害物をつっきって走ることが可能で、また自分の移動速度の倍率も変えることも出来るという機能つき。最後にはのび太はなんと九州まで走ってしまいました(通常の数百倍の速さで走って、ですが)。


前置きが長くなりましたが、健康器具と仮想現実とゲームを組み合わせたMITの研究の「CycleScore」は、まさにこのドラえもんの「ルームマラソン」に通じるものがあると思います。従来の健康器具は退屈で飽きやすいというのが難点であり、それをゲームと組み合わせることによって面白くしようというアイディアです。こういうのがあったら、運動しながら「遊べる」のかもしれませんね。


一見退屈に見えるコトでも、ゲーム的な視点を与えることでモチベーションを高めることができそうです。健康管理とゲームというのはまだまだいろいろな組み合わせがありそうですね:)